62自分史を書いて運命振り返り
お正月の気分はすっかり抜けて、変わりなく普段の生活に戻られましたでしょうか。
祖父は、体調がすぐれない時でも、自分で自分を鼓舞していたようです。
まっすぐに降る雪ぬくし通院路
河野草花(道春)
祖父はタクシーのことはハイヤーと呼んでいました。
祖父の一周忌の時に、叔父が、東京から下関の祖父宅まではるばる来てくれまして、地元のタクシーを利用した時のことです。
予約した河野という名字だけで、運転士さんは「坂道の途中の、あの老夫婦の家のことか?おじいさんは大分足を悪くしていましたよね。」と話しが通じて、「いや、昨年、亡くなりましてね。」と叔父が話すことがあったそうです。
祖父が施設に入る前は、それだけ、タクシーのお世話になっていたんですよね。5年以上前のことを覚えている運転士さん、職人さんだと思いました。