102親子対決その5
お題、環境
芥埋めて本土は囲む海に伸び 道春
噴水の支へいる空オゾン減る 道春
公害で天の川まで濁ってる 豊之
川遊び今は昔の農薬禍 豊之
この川柳が作られたのは、1987年(昭和62年)でした。 環境問題がお題になるとは、せつないです。 しかし、川柳、俳句の自然と人間の関係を見つめる目線に立てば、 自然の流れに感じます。
1992年に開かれたブラジル、リオデジャネイロで行われた「地球サミット」
1997年、気候に関する具体的なルールが決められた、京都議定書の採択。
わたしもすでに物心ついていたので、二酸化炭素を排出する=悪だと頭の中にこびりつきました。
このころに生まれた子も23歳になっているんですね。
京都議定書のように先進国のみではなく、世界196か国が参加するフランス、パリ協定は2015年とまだ記憶に新しいです。
日本は小泉環境大臣が去年12月「石灰火力発電に関する新たな政策をこの場で共有することは残念ながらできない」と COP25(Conference of the Parties の頭文字)という会議で述べたことに、海外からは皮肉を込めた化石賞という評価。
アメリカは、今年11月にパリ協定を離脱。
日本の子どもたちは、どのように受け止めているのでしょうか。
最後に、機動武闘伝Gガンダムから、 主人公のドモンが、人類滅亡計画をたくらむ師匠(東方不敗マスターアジア)へ最後の戦い時に話したセリフ。
なぜならば、あんたが抹殺しようとする人類もまた、天然自然の中から生まれたもの! いわば、地球の一部。 それを忘れて、何が自然の、地球の再生だ! そう、ともにいき続ける人類を抹殺しての理想郷など!愚の骨頂!
という、見てた人にしかわからない紹介の仕方ですみませんが、 人間=悪 という気持ちにならないでほしいなと、そう願っています。
持続可能な開発目標(SDGs)に基づいた企業、投資家の動きもあるようです。