132てがみ
> おじいちゃん おばあちゃん、お久しぶりです。
秋はすぐ過ぎ、道端のあちこちで
クリスマスのイルミネーションが輝く季節になりました。
寒さも増してきましたが、お変わりありませんか。
この前は、妹の運動会に来ていただき
ありがとうございます。 家族みんなが揃うことが少ないだけに、とても貴重で楽しいひとときでした。
それに私も19才のお祝いをいただいてとても嬉しかったです。
そうそう、お母さんからおばあちゃんが、川柳で市長賞をとられたと 聞きました。☆おめでとうございます☆
いつもおじいちゃんおばあちゃんの頑張りを見て勇気づけられます。
この前のおじいちゃんの若い頃の話や
子供のころの話から
「一生懸命ずっとしてこられたんだなぁ、おじいちゃんのお仕事は 危険がともなう真剣勝負で、いろんなことをしているから 川柳をつくりだすことができるんだな」と思いました。
大学で教育学担当の先生に「河野」という先生がいらっしゃって その授業のたびおじいちゃんおばあちゃん どうしてるかなと思っています。
大学に行って一人暮らしをはじめもう四季を1回経験したと思うと 早いなあと思います。6人という大家族から自分の出した音しか 聞こえない一人暮らしは寂しいものでした。でも、その分 学校で刺激のある新しい世界を経験できました。 お父さんお母さんから離れて生活するのは 私にとって必要なことでした。 ただ、時たま実家に帰ると、心なしか老けたように感じました。 苦労を掛けているなあと思いつつ気持ちを新たに頑張ろうと思います。 体に気を付けて、また正月にお会いすることを楽しみにしています。 それでは、かしこ
えっと、数年前❓に出した私の手紙です。
青くさい、自分をみる恥ずかしさ、削除する可能性大! あんまり思考回路は変わってない気もします。 おじいちゃん20年近く大事にとっておいてくれました。自分の手元に戻ってきた時には、溢れるものがあります。
おばあちゃんは、川柳ではなくて、俳句をつくっているとは、この時理解していませんでした。
父の香も母の香も失せ遠螢
節子 のちに、
父の香も母の香も遠くなりにけり遠螢
と推敲を重ねていました。