49耕運機朽ちし島畑蝶飛べり(三春)道春
今回は、はたけをテーマに紹介します。
登場するのは
耕運機
鎌(かま)に
鍬(くわ)です。
スコップも写ってます。
49耕運機朽ちし島畑蝶飛べり
こううんき
くちししまはた
ちょうとべり
道春(蝶・三春)
こちらは、以前紹介した句です。
おじいちゃんの好きな作品だったようで、
2冊目の句集にも載せていました。
50山神に奉仕の鎌や豆の花
やまがみに
ほうしのかまや
まめのはな
道春(豆の花・晩春)
鎌を見ると、お母さんの思い出すようで
51蛍火や納屋に遺れる母の鎌(道春)夏季
といった句もつくっています。
52卒業や素直に育つ畑のもの 道春(卒業・仲春)
この一番下の句です。
手間ひまかけ野菜が育つように、人も土台がしっかりとしていればよく育つ。
卒業を迎え
手元から子供が離れる親を応援しているように思いました。
53島雲に手鍬の楔(てぐわのくさび)打ち直す みちはる
季語が、分かりませんでした。祖父は春と書いています。
父の後ろ姿を母が撮ったものです。
雪見酒と洒落こんだところ。
雪見酒は、晩冬の季語でした。鍬の出番がきた写真を期待しています。
ここまでお読みいただきありがとうございました♪