さくら(晩春)
さくらは梅ほどは詠まれていませんが、祖父母それぞれつくっておりました。
山桜窓一っぱいにミシン踏む
やまざくら
まどいっぱいに
ミシンふむ
節子
窓枠が額縁になった良い景色に、創作意欲もかき立てられたようです。
祖母は、働きながら、洋裁の学校に通い、その道を極めたそうです。
義民碑に花弁当を囲みけり
ぎみんひに
はなべんとうを
かこみけり
道春
義民とは、私財を賭する(とする)ことも厭わず、いのちをかけ一揆を首謀した人をさします。江戸時代、直接お上に訴えることは、死罪にあたりました。
年貢の取り立てによる生活の苦しさを訴えるその勇姿を義民碑として後世に伝える。
様々な人の心意気と、桜を愛でる祖父を想像しました。
グローバルナビゲーションというものをコピペしつつわからず。ボタンがあってもリンクの紐付け出来てないことがあります。
すみません!