蛇穴を出て発祥の維新の碑
蛇穴を出て発祥の維新の碑
へびあなを
でてはっしょうの
いしんのひ
道春
蛇穴を出るは、啓蟄のひとつです。この時ばかりは、嫌われがちな蛇も春を象徴する喜びごとに詠まれるそうです。
啓蟄、拝啓によく似た字ですね。間違えやすいので、解説しましょう。
拝啓と手紙の冒頭に書く意味は、「謹んで申し上げます」というあいさつの意です。
拝は おじぎ、
啓は 戸を開放する、
その道に明るい人が、知識を教える、申し上げるという意味もあるそうです。
より道しました。もどりましょう。
蟄は、土の中にすごもる虫の意なので、
あわせて
すごもりむし、戸を開くとなります。
祖父の句は、明治の新しい時代が開かれたように、啓蟄に新しい春を重ねて喜んでいるようです。
一年を24の節で区切る二四節気の3番目になっている啓蟄は3月5日あたりです。
出てくればまた、かくれる日も。
対になっているのは閉蟄(へいちつ)。
虫かくれて戸をふさぐ頃は、二四節気になく雑節にあります。10月頃だそうです。
閉蟄の一つ蛇穴を入る(へびあなをいる)は秋の季語にありました。二四節気と俳句は深くつながっていますね。
ここまでお読み頂きありがとうございました♪
維新の碑は何処でしょう、宿題にさせてください。
バナナ一本食べられない息子の食べ残しを喜びました。皮を食べようとしたので違うよと言うとこの顔をしました。