つくばいに実梅落して豪雨去る
つくばいに実梅落して豪雨去る
つくばいに
みうめおとして
ごううさる
道春
つくばいとはなんだろうと検索しました。
日本庭園でよく見る石です。
茶室に入る際、神社のように、浄めて中に入ると良いようです。
手を洗う際、しゃがむことから、つくばい。
単体では、手水鉢(ちょうずばち)とも書かれています。
この手水鉢を中心に、前に配す前石、お湯桶を置く石、夜の茶会に火を灯す石など、色々役がある石をまとめて、つくばいというみたいです。奥が深いです。
より道しました。
実梅が夏の季語です。
少し黄色く熟したものが、強い雨に揺すられて落ちたさまを祖父は詠んだのでしょう。
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