外燈の昼を灯して送り梅雨
外燈の昼を灯して送り梅雨
がいとうの
ひるをともして
おくりつゆ
道春
送り梅雨が、晩夏の季語です。
梅雨(ばいう)は、かびをはっせいさせるあめ黴雨(ばいう)の当て字など諸説あります。
花菜雨(はななさめ)や芥子の雨(けしのあめ)のように、季節の植物で表現して、実梅(みうめ)に降る雨という意味にとる方がカビより良い気がします。
祖父の句には、日中ぼんやりと外灯がともる人けのない風景を思い浮かべました。
そんな日々もおわりはくる。あと少し!
梅雨明けへの期待も感じました。