自分史を書いて運命振り返り

川柳が趣味だったおじいちゃんの句集を読み、祖父の歴史をたどるブログです。

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146乃木しょうぐん

乃木像の空突きぬける冬木かな

のぎぞうの

そらつきぬける

ふゆぎかな

道春

 

 

俳句の世界がしっくりきます。

 

祖父の見た乃木像は、下関の乃木神社にあるものでしょう。

 

神社に祀られるとは、一体どんな人なのでしょうか。

 

乃木希典(のぎまれすけ)は、江戸時代1849年12月25日に生まれます。幼名は、無人(なきと)といい、泣き虫だっため、泣き人と揶揄されたようです。元服して、源三(げんぞう)、明治に入ってまれすけと名前を変えました。

 

長府藩に所属している父をもち、参勤交代する藩主を江戸で補佐する役だったので、彼も10歳まで江戸で育ちます。

 

お父さんは、藩主の相続争いに巻き込まれ、11歳のとき、父に連れられ長府に転居します。

 

16歳で、学者を志し、お父さんと対立、萩まで70キロ以上を徒歩で移動、兵学者の門を叩き、萩の明倫館に入学しました。

 

のちに、いとこの御堀耕助に、「軍人になるか、学者になるか」と聞かれ、軍人になることを決意します。

 

これは、明倫館在学中、長州征討に加わり、小倉口の戦いで武功をあげたことが、乃木さんの運命を変えたように思います。

(私は、大島口、芸州口、石州口、小倉口の四境戦争を母から教わりました。)

長州征討の失敗により、江戸幕府は滅亡し、明治がはじまるんですね。

 

そして、将軍と言われるまで上りつめましたが、その影に、戦死した将兵の弔い涙する、無人の部分が残っていたんです、明治天皇の後を追って、殉死します。泣き虫ではできません。

 

空突き抜けるように真っ直ぐに生きた乃木将軍を紹介しました。

ここまでお読み頂きありがとうございます。

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写真 ac fuku41さんより.