2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧
故郷に帰りたいが、中々難しいことを詠んだ句を紹介します。 心だけ送って里も盆になる 里の無事詰めて届いたみかん箱 河野草花(道春) 移動はたいへん。 小休止バスも一服する峠 しかし、その後には、 気兼ねなくくつろぐ里のうまいお茶 が待っていたそうで…
梅雨があけたら、何をしていたのか分かる川柳を紹介します。 路地に紫蘇売り手梅干す頃なりし 節子 手作りの梅干しは、とても酸っぱい記憶があります。 青い梅の実を黄色くなるまで追熟させて、ヘタをとってから、重石を使って塩漬けにし、梅雨があければ、3…
お題「貯金の方法」 貯金の方法知りたいです。今回は、一攫千金のギャンブルに関する川柳を紹介します。 パチンコで今日が始まる繁華街 レース場化けたお札が風に舞い 明治百年レースへ億の金がふり 河野草花(道春) 明治百年という節目に詠んだ日、今から半…
お題「恋バナ」 祖母の武勇伝を話します。 祖母は、結構モテたそうです。本当にナイスバディ。血の繋がりを信じていた私は、「大人になったら、自分もそうなるになるに違いない、そうだ。」と疑っていませんでした。街中に立っていたら、向こうから声をかけ…
お題「最近知った言葉」 祖父の句集のあとがきの隅に、季語の索引があります。その中にある夏の季語の桜桃忌という言葉が引っかかりました。祖父の俳句は、 書き綴る雨の書斎や桜桃忌(おうとうき) 河野草花(道春) とあり、梅雨に、家の中の書斎で過ごすのも…
お題「ひとりの時間の過ごし方」 眠ってしまうのが勿体ないと、変なテンションで夜な夜な反抗的にこのお題を書いています。一人の時間、ブログを書いています。 7月は祖父が生きていれば、数えて99歳でした。 お茶の間を飾る一輪誕生日 河野草花(道春) 一輪…
祖父の初盆を終えました。 お寺のお坊さんのお経がいつも以上に重く、ありがたく感じました。大切な人のことを近くに感じるお盆を過ごせました。 ごくらくにきっといけそうお人好し 流れ出る汗へ喪服でかしこまり 河野草花(道春) かしこまってはいませんで、…
お題「最近気になったニュース」 昨日辞めると書きつつ、キリのいい⑳まで! お茶の間の寸暇を税の豆知識 道春 昭和40年代に作った川柳。今に通じます。 10月からの、消費税増税まで、3ヶ月をきりました。テイクアウト・デリバリーは、8パーセントのままなの…
[http://blog.hatena.ne.jp/-/odai/6653586347148057638:title=お題「今日のおやつ」] 頭のおやつに川柳はいかがですか!歴史的なお菓子をもとにした川柳を紹介します。 よく売れる晋作餅(しんさくもち)や梅の里 河野草花(道春) 晋作とは、幕末の長州藩士、…
昨年の7月7日は本当に大変な1日でした。よりによって七夕の日、1年の月日の流れど、あの1日だけは、記憶に新しいです。 反対に雨が降らないという時に作った句を紹介します。 旱魃(かんばつ)の祭り寂しく終へしとう 里の便りを繰り返し読む ~母の鉛筆の字は…
お題「ブログをはじめたきっかけ」 趣味だった川柳を通して祖父の歴史をたどるブログです。お越し頂きありがとうございます。 きっかけは、母から「あんた、日記書くの昔から好きじゃ~、面白そうじゃけぇ、ブログ書いたら。」と言われ、素直に従いました。 …
今週のお題「わたしの好きな歌」 祖父の家には、マイクが金色のカラオケセットがありました。歌わされる定番は、吉幾三さんの「雪國」です。 逢いたくて 恋しくて 泣きたくなる夜そばにいて 少しでも 話を聞いて追いかけて 追いかけて 追いかけて・・・雪國 …
今週のお題「2019年上半期」 朝の連続テレビ小説の「おしん」をご覧になったことはありますか?私は上半期一番ハマってしまいました。毎朝これを見るのが楽しみです。 2019年4月1日からBSプレミアムで、再放送されています。全297話で、昨日83話まで放送され…
今日は、川柳から脱線します。 叔父さんのマトリョーシカについて紹介します。 祖父の自宅には、至る所に叔父さんが買ってきた海外のお土産があります。ダイニングの横の飾り棚に、長年飾られていたのが、マトリョーシカです。 10.50beriozkaと値段シールが…
夏休みが近づくと、そわそわと浮き足立つのは、こどもだけかもしれません。 夏休み過ぎて虫たちほっとする 父 私の父も川柳を作っています。勤めている社内報に川柳を投稿し、祖父は毎号喜んで読んでいました。 抱き上げた子供の笑顔天下無比 伸びた影引きず…
祖父は、妻を病気で亡くしたあと再婚します。私は、成人するまで、その事を聞かされていませんでした。ブログを綴ると、祖母二人がいて、今の自分がある事を再認識しています。 2人目の祖母は、とても料理が上手で、生協で、一週間の献立を考え、何を注文し…
祖父は、車に酔いやすく、旅行中は、磁気のついたリストバンドをつけ、胸ポケットに、鉛筆と紙を入れていました。何処に行って句を作ったのか、謎解きしながら、紹介します。 八文字踏んで平家も遠い過去 平家村見えて棚田の稲の花 隠れ里遠くカンナの海を置…
念願の夢が叶った鯉のぼり 男の子三人の父になった喜びも束の間、家庭内に色々なことがおこり、悲しい出来事もありました。 点滴の生命静かに見守られ 子の墓に母校の鐘がよく聞こえ 鼻声を労る受話器そっと置き 彼岸来て行くお浄土も近くなり 残されて仏門…