自分史を書いて運命振り返り

川柳が趣味だったおじいちゃんの句集を読み、祖父の歴史をたどるブログです。

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2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

うぐいすや村の社の竹鳥居 道春

うぐいすや村の社の竹鳥居 うぐいすや むらのやしろの たけとりい 道春 ブログ閉じたくないですが、このままでもいけない気がしています。 コメントありがとうございました!

小倉智昭さんお疲れ様でした。

春休みは休むといいつつ、ちょくちょく書いています。 本日月曜日は、フジテレビ、朝の情報番組『とくダネ!』終了後、後続の『めざまし8』という番組がはじまりました。 谷原さん司会で、春風のように爽やかな番組でしたね。 小倉さんのアクのある司会は聞…

冬の句

療養の窓へ月置く冬木かな とり囲む冬木病舎を静めゆく 此々からは一の滝へと落葉ふむ 枯萩に立てば遥かに海のあり 修業堂よりの木魚や冬の雨 庭に来し鳥も寄り添ひ今朝の冬 絵師一と人冬の土塀に向かひをり 冬空へ吊る鉄骨や河工事 滝音のお堂を包む冬木立 …

あついなぁぼうしもっててよかったなぁ

僕はよしえの息子です。 その前書いたお兄ちゃんの弟です。 僕も川柳を発表します。 あついなぁぼうしもっててよかったなぁ。 ケータイから入力しました。 少し手伝いましたが息子の書いた96文字です。 上の句は、熱中症予防の意識を高めるため、帽子という…

春雪(三春)

新婚の旅の写真の一枚は春雪白き阿蘇を背にして 〜妹 旅先より写真を送ってくる 道春 五七五七七なので、短歌です。 俳句は、江戸時代に生きた松尾芭蕉が生みの親だと言われていますが、短歌は古くから読まれていたようで、古い歌をもとにして作られた句を本…

風光る七盛塚に巫女の笛(三春)道春

祖父の平家に関する句を集めました。 風光る七盛塚に巫女の笛 かぜひかる ななもりつかに みこのふえ 道春 赤間神宮の境内奥に、七盛塚と呼ばれる墓所があります。平氏の盛がつく方七人が眠っているそうです。墓所にも明るい春の光や音が響いたようです。 源…

建立の歌碑の一首や豆の花(春)道春

建立の歌碑の一首や豆の花 こんりゅうの かひのいっしゅや まめのはな 道春 歌碑の一首に豆の花がうたわれていたというだけかもしれませんが、 歳月を越えてそこにある趣きを感じます。 何処かに今もあるのでしょう。 祖父に何処か聞きたくなります。意外と…

初蝶や武蔵運びし潮寄せ来(春)道春

初蝶や武蔵運びし潮寄せ来 はつちょうや むさしはこびし しおよせき 道春 武蔵国(むさしのくに)という地名は、現在の東京都、一部の埼玉、一部の神奈川を含む領域に相当するそうですが、潮が運ぶというのは合点いきません。もしかしたら、武蔵国から名前を…

息子が書いた日常

こんにちは、よしえの息子です。 お母さんにブログ書いてみてと言われて書いていますw 僕は、俳句のことを書くことができないのでいつもの日常を書きたいと思います。僕視点で書きます。 平日はまず朝、僕は学校めんどくさいなと思いながらも学校に行き、帰…

正解さがしからの卒業

今週のお題「〇〇からの卒業」 私の国語の自信は 読書感想文で賞をとった経験からです。 「河野、このままだったら佳作はとれる。でも、先生と一緒にもっと上を目指さないか?」と言われ、一生懸命書き直して、参加賞でした。 今となってはよい思い出ですが…

藤房の奥に覗ける石ほとけ 節子

藤房の奥に覗ける石ほとけ ふじふさの おくにのぞける いしぼとけ 節子 祖母は、おくの細道ではありませんが、物ごとの奥に何があるかを見ようとしている気がします。 ここからは祖母の日記です。 お父さんは近頃少々具合が進んだようだ。 くすりも2年間位…

境内の倭船にあそぶ木の芽風(三春)道春

境内の倭船にあそぶ木の芽風 けいだいの わせんにあそぶ このめかぜ 道春 木の芽風が三春の季語です。 七福神の乗った舟が穏やかな春の香りを運んでくるようなよい風景を思い浮かべました。 また、タケノコに、山椒の芽を和えたものなど、春の香りがする料理…

伐採の斧ゆきわたり山笑う(三春)道春

伐採の斧ゆきわたり山笑う ばっさいの おのゆきわたり やまわらう 道春 クワでタケノコをとる写真です。 ここまでお読み頂きありがとうございます♪

桃咲いて木立の奥に人住めり 節子

桃咲いて木立の奥に人住めり ももさいて こだちのおくに ひとすめり 節子 この俳句を読み、桃源郷という言葉が思い浮びました。 桃源郷とは、陶淵明(とう えんめい)の「桃花源記」が出どころで、魂の奥に存在する場所、探すとかえって見つからない境地を、…

写真ギャラリーその3

1番目と2番目の写真は2018年のもの。 3番目2011年 4番目2010年 段々と若くなっています。 1番上は、おじいちゃんと一緒に撮った最後の写真です。亡くなる3ヶ月、その時はお別れになるとは少しも思ってもいませんでした。 ここまでご覧頂きありがとうござ…

枸杞の芽や干し物移す谿住居(仲春)道春

枸杞の芽や干し物移す谿住居 くこのめや ほしものうつす たにじゅうきょ 道春 枸杞の芽が仲春の季語です。 谿は、たにと読み、祖父の家も山の谷間にあります。 また、増改築をして母屋と別棟の屋根が交わり、窪んだ場所がある家を、谿住居とあらわしたのかも…

打診待つ人へ燕の巣作れる(仲春)道春

つばめは、家の玄関やお店の軒下など人通りの多いところに巣をつくり天敵のカラスから身を守っています。 逆にいうと、つばめの巣をかける場所は、人通りが多いので、商売繁盛や、家の繁栄の印とされていました。 燕に関する言い伝えは様々あります。 巣つく…

桑摘みしことも遠き日蚕種(さんしゅ)の碑 (晩春)道春

日本の暦では、3月のことを弥生(やよい)という和風月名があります。 草木がますます生い茂ってゆくといういみです。 また3月は、蚕月(さんげつ)ともいわれ、養蚕がはじまる時期だそうです。 餌である桑の葉がよく採れ、暖かいころ春蚕、夏蚕、秋蚕と、晩…

つばめ来て宿場に残る牢屋塀(仲春)道春

つばめ来て宿場に残る牢屋塀 つばめきて しゅくばにのこる ろうやべい 道春 牢残る踏み絵の島に怒涛寄す ろうのこる ふみえのしまに どとうよす 道春 豊臣秀吉は、バテレン追放令を出しましたし、江戸時代、鎖国とともにキリスト教を禁止し、正月の行事とし…

蛇穴を出て発祥の維新の碑

蛇穴を出て発祥の維新の碑 へびあなを でてはっしょうの いしんのひ 道春 蛇穴を出るは、啓蟄のひとつです。この時ばかりは、嫌われがちな蛇も春を象徴する喜びごとに詠まれるそうです。 啓蟄、拝啓によく似た字ですね。間違えやすいので、解説しましょう。 …

とりあえず手土産と也し目刺かな(三春)道春

とりあえず手土産と也し目刺かな とりあえず みやげとなりし めざしかな 道春 玄海の潮の残れる焼き目刺 げんかいの しおの のこれる やきめざし 道春 目刺しという名の魚はおらず、塩味をつけたイワシの目を棒や紐で刺し、日中7時間くらい吊して水分をとば…

近道の札所につづく杉の花 (初春)節子

近道の札所につづく杉の花 ちかみちの ふだしょにつづく すぎのはな 節子 杉の花、これも春の季語なんですね。 上の写真は、スギのなかまメタセコイヤの木なんだそうです。巨木にパワーをもらいたいところ。 上の句には、ある春の日、たとえ急でもいい、近い…