2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧
虫はおすきですか? 嫌いな方は、不快になるかもしれません。。 閲覧注意です。 これからの時期、アブラナ科の植物 キャベツ、ブロッコリーに必ずと言っていいほど あおむしくんがつきます。 100均のゲージに5、6匹入れて 飼っておりましたら、 他の幼虫が…
塾というのは、松下村塾(しょうかそんじゅく)のことでしょう。 山口県萩市の松陰神社の敷地内に、 ほぼ当時の姿のまま保存されています。 平屋建て八畳と十畳の部屋に、 一月一日の朝日が差し込んだという風景を 詠んだのではないかと思います。 吉田松蔭…
耳なし芳一(ほういち)という男の話をご存知でしょうか。 祖父の俳句にでてくる平家像とは、 定かではありませんが、 平家の墓前にいる芳一、その光景を詠んだのかと思います。。 今に残る、下関市赤間神社を舞台にするお話で、 鎌倉時代、 「祇園精舎(ぎ…
えんぎものを振り返りつつ、 今回のかゆについて紹介します。 ohid.hatenablog.com こちらの俳句は、屠蘇の香がひとまとまりの季語です。 香りが強い屠蘇散(とそさん)という生薬を 日本酒とみりんに浸して作るそうです。 元旦に、一家の健康と長寿を願って…
祖父は、奉公先であった酒屋の写真を 大事にとっていました。 何十人もの職人さんと お揃いの前掛けをして 記念写真に収まる祖父の若いこと。 お酒の俳句をつくるとき 思い出したに違いありません。 筑後とは、福岡県を四つ(ほかに福岡、北九州、筑豊)に分…
福耳という言葉が、正月に相応しい俳句です。 新年の俳句は、一年に一つつくると決めていたようで。 毎日投稿するのは、 ちょっと贅沢なんですが、 さすがに一月も下旬となると、 相応しくないと感じてきました。すみません。 お屠蘇は グビグビ飲むものでは…
ある年齢にならぬと生まれない句がある。 それと同時に 詩人の心の中には、どんなに老いても、少年が住み、少女が生きているものだ。(作中より引用) どういうことでしょうか。 今回は この部分に赤いアンダーラインを入れている 祖父母愛読の書へ寄り道を…
この写真は、 新年の季語にもなっている福寿草です。 名前からして縁起がよいですね。 旧暦のお正月、2月頃に咲く花で、 飾り物として、出回りますが、 野生種は絶滅に瀕しているそうです。 病院の受付にあった花は、鉢ものか、 カレンダーのイラストだった…
元旦の淑気(しゅくき)ただよう朝には 普段見慣れた光景も めでたく感じるそうです。 すずめには、 寒雀(かんすずめ)という季語もあります。 冬深く、さむざむとした景色 そのなかに生きるすずめに 生きとし生きるものの悲しみを感じると 以前読んだ本の…
下五しゅくきかなと読みます。 よく似た漢字で、胡椒(こしょう)を思い浮かべました。 この「椒」はかぐわしいという意味がありますが、 淑気の「淑」には、よい うつくしい やさしいという意味があるそうです。 このことばは、俳句の世界でしか、見かけな…
句集「峡の朝」の春夏秋冬もほぼ紹介し終え、 このブログもおしまいと思っていたところ 祖父が再び自費出版を構想していたのではないか と思われる大学ノートを発見しました。 なので、まだブログやめません。 ノートには 吟行句(旅先で詠んだ句)と、 祖父…
母の止める声を後に宿泊の米二升持ち、当てもなく故郷を出たのは、戦後間もない昭和二十二年三月のこと。程よく募集中の神戸製鋼所に入社できたのも幸運でした。以来、歯車の一つとなって生産に寄与、昭和五十一年無事停年を迎え現在に至っています。 入社当…
この本は、1995年角川書店から発行されました。 自作の句を自分で解説するシーンもありつつ、 自ら秀句を得ることは、もとより俳人としての切実なねがいであることは言うまでもないが、私は他人の秀句を見出す喜びを欠いては、俳句の真の醍醐味は得られない…
潮の香に明けゆく明治百年の初日おろがむ作業着のまま しおのかに あけゆくめいじひゃくねんの はつひおろがむ さぎょうぎのまま 河野道春~昭和四十二年の初出勤で~ 祖父が工場勤務の傍ら、初日の出を拝む光景が目に浮かびます。 昭和42年(1967年)、今か…