⑯歌といえば酒
今週のお題「わたしの好きな歌」
祖父の家には、マイクが金色のカラオケセットがありました。歌わされる定番は、吉幾三さんの「雪國」です。
逢いたくて 恋しくて 泣きたくなる夜
そばにいて 少しでも 話を聞いて
追いかけて 追いかけて 追いかけて・・・雪國
作詞作曲吉幾三
1986年に発表されました。ホテルの宴会で、即席の下ネタから作られた曲という解説もあります。私は幼稚園児、大人の歌をうたって面白がられました。昔は、家でも外でもカラオケがあり、よく飲み屋で晩御飯を食べて、タバコの煙に燻されて、自由奔放でした。飲み屋の独特の匂いが歌より好きです。
さて、祖父が夏に詠んだ句を紹介します。
良い景色見せて高価なビール代
低調な唄へ追加の酒が来る
冷房の店に寄り添う熱い仲
正直に生きて貧しく飲む屋台
河野草花(道春)
祖父が酔いつぶれた所は一度も見ませんでした。祖母は、ひっくり返ったらみっともないと、女性は飲むものではないと言っていました。おばあちゃんの言うことを聞かない子でごめんね。