自分史を書いて運命振り返り

川柳が趣味だったおじいちゃんの句集を読み、祖父の歴史をたどるブログです。

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メニュー ★b川柳の紹介と俳句季語別一覧

川柳

サラリーマン

第一生命の主催する「サラリーマン川柳コンクール」の話題を目にしました。 社内報の一つのコーナーからはじまったそうです。 1987年から公募を募り、35周年。 父も参加したことがあり、まだ覚えてるぞ!と 上司来て 話途切れて ネタが知れ豊之 と一句。 目…

あついなぁぼうしもっててよかったなぁ

僕はよしえの息子です。 その前書いたお兄ちゃんの弟です。 僕も川柳を発表します。 あついなぁぼうしもっててよかったなぁ。 ケータイから入力しました。 少し手伝いましたが息子の書いた96文字です。 上の句は、熱中症予防の意識を高めるため、帽子という…

①2冊目 道春俳句集 平成16年2月

句集「峡の朝」の春夏秋冬もほぼ紹介し終え、 このブログもおしまいと思っていたところ 祖父が再び自費出版を構想していたのではないか と思われる大学ノートを発見しました。 なので、まだブログやめません。 ノートには 吟行句(旅先で詠んだ句)と、 祖父…

157あとがき

母の止める声を後に宿泊の米二升持ち、当てもなく故郷を出たのは、戦後間もない昭和二十二年三月のこと。程よく募集中の神戸製鋼所に入社できたのも幸運でした。以来、歯車の一つとなって生産に寄与、昭和五十一年無事停年を迎え現在に至っています。 入社当…

118しごと

いろんなくるまがあるんだなあ いろんなおしごとあるんだなあ はしる!はしる!はたらくくるま はたらくくるま1より引用 作詞伊藤アキラさん 作曲越部信義さん フジテレビ系子ども番組、ポンキッキーズで90年代放送されていたと記憶しています。 アップテン…

102親子対決その5

お題、環境 芥埋めて本土は囲む海に伸び 道春 噴水の支へいる空オゾン減る 道春 公害で天の川まで濁ってる 豊之 川遊び今は昔の農薬禍 豊之 この川柳が作られたのは、1987年(昭和62年)でした。 環境問題がお題になるとは、せつないです。 しかし、川柳、俳…

101親子対決?その4

お題、いえ ご近所の妥協も無事に地鎮祭 道春 住む人の苦労を思うビル見上げ 道春 わたしは、エレベーターのあるおうちに憧れています。 お題、青春 靴の中紅一点の下駄を脱ぎ 道春 免許証余白きれいなヘルメット 道春 正座する巫女の神秘に澄む瞳 道春 一泊…

100親子対決その3

お題、犯人 盲点を突いたトリック知能犯 道春 それぞれの人生が織る人模様 父 お題、子育て 親心こもったカバン跳ねて行く 父 ブランコで揺れる笑顔を叱られず 父 方便の言い訳聞かぬ子供の目 父 お題、幸 今日の幸通った過去を忘れかけ 道春 幸あって道会う…

86お題を書きます

今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」 連休はいかがお過ごしでしたか。敬老の日にちなんだ句を紹介します。 老人を子供に返す敬老日 道春 ろうじんを こどもにかえす けいろうび 道春 この句を詠んだ当時は、子育てが一区切りついて、寂しく感じること…

85

個人タクシーが故人タクシーだった出落ちのコントを見ました。性別を越えて男にも女にも、時に聖職者にも、時に何も知らない弟に、はったりしか言わない兄にもなる。笑いには、言葉には表れない深い意味や表現がありました。 今回は、関係ないけれど、お坊さ…

84連休まであと5日

あと何日がんばったら、休みだという見通しがつくと、心が軽くなるような気がします。 月曜日は、荷物が多くて、忘れ物をするんじゃないかと、私は内心ヒヤヒヤ。 息子たちも、玄関と居間を何往復かして、下校時間や、給食の献立プリントをチェックして、登…

82散歩

朝晩は、秋の風ですね。 散歩をするのに良い季節になりました。 歩きたい足とも知らず善意のせ あるきたい あしともしらず ぜんいのせ 道春 歩数を稼ぐとポイントが貰える!(ゲームの) そんな、楽しみながらダイエットできるドラゴンクエストウォークとい…

81怪獣

台風が去り、一夜明けました。 昨日は、午後台風が抜けた後も、風は強いままでしたが、暗くなってからは虫の鳴く声が聞こえて、穏やかな風が吹いていました。 風は、よくピューピューと音を立てますが、台風の風の音は、ゴーゴーと緩急のある重低音で、遠く…

79疫病、豊作、妖怪頼み

たぬきのイラストを探していると、ご利益のありそうな絵を見つけました。 厄日という秋の季語があります。 立春から、210日、大体、9月1日あたりを指し、稲の開花時期に台風が来ないように、昔から警戒されていたんですね。 神様、ほとけ様、妖怪様です。 祖…

77 健康へ試食玄米胚芽米 

けんこうへ ししょくげんまい はいがまい 道春 8月、子供の入院や通院に時間を費やしました。健康大事です。おかげさまで、今週から、小学校に無事行っております。 退院して、家で過ごす時間にテレビをつけると、24時間テレビをやっていました。堀ちえみさ…

76 おばあちゃん、母と湯治に行く。

安宿に昼を聞こえる浪花節 道春やすやどに ひるをきこえる なにわぶし 今年のお盆、施設に入っている祖母には、会えませんでした。そもそも、お寺さんにお経を唱えて頂く事自体断りました。 この夏は思い出がないと嘆かれます。 祖母と、思い出は何でも写真…

73 昼の塵みんなきれいに星が吸い

毎日ブログを更新出来たら… すきなものに一途になれたら… 素敵だなと思う今日この頃ですが、日常生活あっての物種ですね。 本日は晴天に恵まれ、あの梅雨空がうそのようです。 7月17日、もう数分ですが、おじいちゃんの誕生日でした。 1年前にも、同じような…

67父の日

今度の日曜日は、父の日で、妹の誕生日で、私ごとですが、このブログが2年目に突入するという節目でもあります。 俳句の季語のお題も、春夏秋冬ぐるっと一周しました。 父の日にちなんで、父の川柳を紹介します。 母の日の残り予算が父の日へ そう感じていた…

58自分史を書いて運命振り返り

一円貨もう賽銭でない値打ち河野草花(道春) 祖父は神社も好きでした。 2016年のお正月のことです。祖父は、介護付き住宅に入りたてで、施設の方から環境に慣れる時期の今、自宅に戻るのに良くないと言われましたが、一時帰宅し、ダイニングのいつものイスに…

57自分史を書いて運命振り返り

不況風ここ湯の町の灯もしずか 河野草花(道春) 現在と過去が入り混じったブログになってしまいました。 昭和22年に故郷を出て、神戸製鋼に定年を迎えるまで一生懸命勤めあげた祖父がいう、この不況の言葉は、とても寂しげです。 高度経済成長期の東京オリン…

56自分史を書いて運命振り返り

夏休みが終わってホッとしたせいか、3連休が多いからか、9月があっという間に過ぎてしまいます。 寒暖差が大きく、夏の疲れもでてきますね。 ゆっくりした句を紹介します。 昼寝した顔へ斜めの皺が出来 河野草花(道春) 若い時にはすぐ消える皺です。 2020年…

55自分史を書いて運命振り返り

声かけて独り暮らしの無事覗き 河野草花(道春) 双方、祖父も向こうも安心したんではないでしょうか。 子育ても中々孤独な戦いでして、特に病気の時は、私の方が気を揉んでしまいます。 小学生の子どもが、病気で入院をしたことがあったんです。 朝、小学校に…

53自分史を書いて運命振り返り

読書の秋にまつわる句を紹介します。 新しき辞書の匂へる秋灯 河野節子 読むよりも目立つところに大百科 父 秋立つや老視すすめる文机 河野草花(道春) 父の句に笑ってしまいました。 祖父の机には、まだまだ沢山の作品が残っています。

52自分史を書いて運命振り返り

私事ですが、ブログをはじめて90日経ちました。 ここまでお付き合い頂き、ありがとうございます。 近代史は面白いですね。 1964年新幹線開業のセレモニーの写真は華ばなしく、オリンピック後、スポーツ根性アニメが流行った一連の流れをみると、時代がひと続…

㊿自分史を書いて運命振り返り

指を見るのが好きだったみたいです。 楽しみは今も和裁へ老いぬ指 それぞれの個性をみせてレジの指 河野草花(道春) 働く指は美しいということでしょう。 祖父は、テーラーだった祖母を尊敬していて、洋服選びは、おばあちゃんの見立てなら間違いなかろうと言…

㊾自分史を書いて運命振り返り

三連休最終日ですね。 日曜日に作った句を紹介します。 鐘三つ鳴る追分けの声が澄み 追分けとは… 街道が左右に分かれることですが、 ここでは、追分節のことです。 むかし、荷物を馬に載せて運搬する馬子(まご)という職業がありました。 馬子にも衣装のまご…

㊽自分史を書いて運命振り返り

運動会は、暑い中、引率の先生方のご苦労を思うと頭が下がりっぱなしです。出来上がったものを見る保護者より、先生の涙腺の方が緩いものかもしれません。 スタートがきれいに揃う秋日和 河野草花(道春) 昭和40年代に作った句です。 父をみて作ったものかと…

㊼自分史を書いて運命振り返り

朝晩は過ごしやすくなってきました。 行楽シーズン、登山に関する句を紹介します。 頂点へ命を賭ける山男 登山道横切る牛も野分(のわき)かな 野分とは、野の草の間を分けるほど強い風で、秋の季語です。 ジンクスへ挑む若さも登山靴 ここまで祖父です。 靴に…

㊻自分史を書いて運命振り返り

今回は、空の句を紹介します。 観覧車上がる平和な空高し 空高しは、秋の季語です。 去年は、祖父のお見舞いの後に、はいからっと横丁に立ち寄りました。カード迷路ぐるり森にハマってしまいまして、同じ迷路を10周しました。床が透明の観覧車もあります。小…

㊺自分史を書いて運命振り返り

今日は、こわいお話です。夜中に読んではいけません。 伝説は悲恋蛇となる道成寺(どうじょうじ) 道成寺というお寺が実際に和歌山にあります。 安珍、清姫伝説(あんちん、きよひめでんせつ)という男と女の話が、今も受け継がれています。 安珍という男が熊野…