79疫病、豊作、妖怪頼み
たぬきのイラストを探していると、ご利益のありそうな絵を見つけました。
厄日という秋の季語があります。
立春から、210日、大体、9月1日あたりを指し、稲の開花時期に台風が来ないように、昔から警戒されていたんですね。
神様、ほとけ様、妖怪様です。
祖父は、たぬきに化かされたことがあると生前話していました。たぬきは悪いんよと言っていたことしか覚えておりません。
伝説も秘めて狸は今日も生き
でんせつも
ひめてたぬきは
きょうもいき
道春
話はそれますが、幽霊、妖怪、お化けのカテゴライズを調べてみると、幽霊は死んだ人間のことで、この世に未練があり成仏できない状態のもの、妖怪は動物や粗末に扱われたものが化けることで、自然への畏怖の念が根底にあるそうです。
お化けは、幽霊、妖怪ひっくるめた総称。
お化けかぼちゃなど、おそろしく極端に大きいものにも使います。
父は、台風9号の影響で稲が倒れ、味が落ちると気にしていましたが、たんぼの様子を見に行かないで、無事にすごせますように。
家族は、お化けになっても会いたい人です。