142ベニシアさんの四季の庭 秋
「ベニシアのハーブ便り」
この本の表紙を飾るのは、
紅葉に色づく京都大原を背景に
サイクリングするベニシアさんの姿でした。
この表紙をセレクトしたのは
秋が好きなのか、
旦那さんがこの写真のベニシアさんが好きなのか
と勝手に想像しています。
ベニシアさんは、秋の庭について次のように語っています。
春や夏に見る元気いっぱいの庭の植物も好きですが
少し控えめな秋の庭もいい。人間にたとえるなら、
様々なことを経験して人生が分かってきた年代の人が
持つような深い落ち着きのようなものを感じます。
ベニシアのハーブ便りより引用
これは、
「秋の暮」という俳句の季語に通じる考え方のように感じました。
おじいちゃんの俳句をお時間のある人は覗いていってください。
日本で暮らす外国人というカテゴリーには当てはまらない気がするのです。
京都、大原の景色の一部となったベニシアさんは
表情明るく、髪の毛の色と秋の色が似合っています。
この本は、夏に採れる?ハーブを活用した料理のレシピが
全体の半分を占めると思います。
ハーブを庭で育て、生で使うこともありますが、
乾燥させたり、塩で発酵、リキュールやオイルに漬け込む等
手間をかけて保存された瓶が
台所の棚に綺麗に並べてある写真は
とても素敵でした。
ここまで、お読みいただきありがとうございます。冬につづきます。