11蒲公英(たんぽぽ)やいただきさんの賑やかに(春)節子
山の一番高いところを、
頂きといいますが、
いただきさんとは、
頭に品物を乗せた行商人を指す方言で、
地域に根付いた職業なんですね。
古くは讃岐に流れついた
平家の落人の姫が、
家来の採った魚をタライに
売り歩いたという伝説も。
祖母は、
たんぽぽが咲く姿を
いただきさんの姿に重ね、
賑やかで活気に満ちた春を
表しているように思います。
たんぽぽの語源は諸説ありますが、
花の部分を太鼓に見立て、
タン、ポポと鳴る
その音を模したとする説が有りました。
また、漢名は、蒲公英(ほこうえい)といい、葉は食用に、地下茎は乾燥させ、薬にも使われています。
春を象徴する花
たんぽぽのような人と言われたいものです。
たんぽぽと弾む幼な子賑やかに 良枝
むかし、レンゲやオオイヌノフグリが一面にさいた田んぼを妹と走り回っていたことを詠んでみました。よそんちの田んぼですが‥
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