22 霾るや献吟澄める蚕種祭
22霾るや献吟澄める蚕種祭
つちふるや
こんぎんすめる
さんしゅさい
道春
私思うんですよね。
俳句には漢字辞典が必要だって…。
調べ方が足りず定かではありませんが、
祖父の句に出てくる献吟(こんぎん?)は、のってなかったんです。
吟じます♪と言われますように、
吟という字は、詩に関する熟語につかわれ、
気を含めて、詩歌を声に出すこと。
献立ての献は、料理のメニュー、物事の準備。
なので、
社寺、貴人に貢物(みつぎもの)として
詩歌をおさめた声♪というところでしょう。
太陽の光が届かない中、一きわ、澄めりが効いています。
23霾るや薬師に吊るす願の数
つちふるや
やくしにつるす
がんのかず
道春
つちふるやは三春の季語です。
土や砂が降る、そのまんまです。
関連する季語に、黄砂、つちぐもりなど。
上の句と被ったと思ったのでしょうか。
15年後
春の蚊や薬師に吊るす願の数
道春
と推敲を重ねていました。
薬師如来に砂の粒ほどたくさん健康を祈願していたが、
春の蚊ほど弱々しい願いになったようです。
道春だけに春の句はハイペース、全部紹介できればいいのですが、
寄り道もしたい!!
うさぴょんはたまに居なくなります。
玄関の押し入れにいました。
寒かろうと抱っこすると目が飛び出ます。
黄砂もありますが、花粉もあります‥
皆さんもご自愛ください。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
次は、風についてぼちぼち続きます。