自分史を書いて運命振り返り

川柳が趣味だったおじいちゃんの句集を読み、祖父の歴史をたどるブログです。

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20方言を乗せて遍路の渡しかな(春)道春

今回は弘法大師ゆかりの地を紹介します。

一部昔の記事を加筆しています。

方言を乗せて遍路の渡しかな

ほうげんを

のせてへんろの

わたしかな

祖父が平成7年に詠んだものです。

四国八十八ヶ所を回るお遍路さんが季節の良い春に多く来られたことにちなみ、遍路が春の季語になりました。

お寺にはそれぞれふられた番号があり○番札所(ふだしょ)と呼ばれ、自分の名前等を書いた札を納めます。

 

37番札所岩本寺から、38番札所金剛福寺に行く際に、四万十川を渡る舟が最後まで残っていたそうです。

 

 

 

 

21花冷えの橋の下に寝る仏かな 

はなびえの

はしのしたにねる

ほとけかな

道春

花冷えは、桜の咲く春の日の寒さをいう季語でした。

 

祖父に聞いたわけではありませんが愛媛県十夜ヶ橋(とよがはし)を詠んでいるのかなと。

 

 

行き悩む浮世の人を渡さずば 一夜も十夜の橋とおもほゆ 弘法大師

 

この世の人々を

悟りの世界へ、橋渡ししなければ!

そう考え一晩橋の下に野宿するも、

十日間に感じられた。

 

 

色々解釈がありますが、

弘法大師の詠んだとされる詩が

橋の名前の由来になっています。

 

四国八十八箇所のお寺と、

 

さらに

 

十夜ヶ橋含む二十の霊場

 

合わせて百八つをまわれば

煩悩(ぼんのう)が消えて

弘法大師に近づくと言われています。

88カ所回って最初のお寺にお礼参りをし、更に高野山に登るので、百八つ足す二寺まわられたという人も。

 

 

 

 

弘法大師平安時代の人でした。

 

密教を中国で学び、高野山真言宗を開きました。

 

 

俳句の中に、仏教の影響が見られるというより仏教用語を知らず知らずのうちに使って生活しているみたいで。

 

 

身、口、心を三密というそうです。

 

 

振る舞い

 

言葉

 

ココロ

をただせは、生きたままで仏になれると説いたそうです。

 

みんな仏様の心を持って生まれて、気づいてないだけというお話がありましたよ。

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橋の下に寝る像、左に見えます。

ここまで、お読み頂きありがとうございます。