31百度石踏む人のゐて梅冷ゆる(春)道春
今回は梅を詠んだ句を紹介します。
31百度石踏む人のゐて梅冷ゆる
道春
おじいちゃんの字です。今回は下から2番目。
下五が分からず、想像で冷ゆると書いています。
踏むとは、足で上から押しつける意味もありますが、
ここでは、お百度参りを経験することでしょう。
場数を踏むと言った使い方をします。
祖父は、神様に顔馴染みになっていただいて、
願い事をかなえるために100回お参りすることをうたいました。
100日毎日参拝しても
1日100回でもいいそうです。
2日にわけて、50回ならどうかと私なら思ってしまいます。
神社の入り口に百度石が設置されて、
本堂までを100回まわってお詣りするのです。たいへんすぎる。更に裸足で、梅の頃ならまだ寒いはず。
これは、一回一回を大事にして、数をこなす時、願いが叶うという教えも入っているそうです。おじいちゃん、ホントに見たのでしょうか。
32物売りの声の歯切れも梅ニ月
梅は、早春の花。空気もキリッとし、また、声もよく通ったのでしょう。
今回の写真は、父の提供でお送りしました。
ご覧頂きありがとうございます♪