風光る七盛塚に巫女の笛(三春)道春
祖父の平家に関する句を集めました。
風光る七盛塚に巫女の笛
かぜひかる
ななもりつかに
みこのふえ
道春
赤間神宮の境内奥に、七盛塚と呼ばれる墓所があります。平氏の盛がつく方七人が眠っているそうです。墓所にも明るい春の光や音が響いたようです。
安徳天皇を水天大神として祀った赤間神宮はパワースポットになっています。
安徳天皇とは、清盛が最盛期の頃、娘の徳子を高倉天皇に嫁がせ、徳子と高倉天皇の間に授かった子供のことです。
数え年の八歳で亡くなり、もっとも短命な天皇とあります。
赤間神宮は、竜宮城とも言われ、安徳天皇が「海の中にも都があります。」と言われ入水した言われを汲んでいます。
八文字踏んで平家も遠い過去
平家村見えて棚田の稲の花(初秋)
隠れ里遠くカンナの海を置く
道春
福岡県糸島市に、平家落人の里・唐原という集落があります。平家の娘さんが隠れ住んだ伝説があり、ここも祖父の句に一致しそうです。源氏から追い詰められ、落人となった平家が潜伏した村は、全国にあるそうで、平家の技術が伝えられたそうです?
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