自分史を書いて運命振り返り

川柳が趣味だったおじいちゃんの句集を読み、祖父の歴史をたどるブログです。

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一願の鐘ならび撞く彼岸寺 道春

一願の鐘ならび撞く彼岸寺 

いちがんの
かねならびつく
ひがんてら
道春

 

彼岸寺は仲春の季語です。

 

しかし、秋彼岸と付くと、秋の季語です。

 

彼岸とは、2回あるんですね。

 

春分の日と、秋分の日を中心に前後3日、トータル7日間を彼岸というそうです。月でいうと、3月と9月、お墓参りをする風習があります。

 

 

なぜかというと、日本独自の風習で、私たちのいる現世である此岸(しがん)に、先祖は彼岸という悟りの世界から、少し会いに来てくれるそうなんです。

そうして、先祖に感謝して、6日間で、六波羅蜜(ろくはらみつ)という、6つの徳をつむと、悟りの世界に近づくそうです。

 

かなり寄り道に付き合って頂きました。

 

彼岸会(ひがんえ)という仏事をするお寺を彼岸寺といい、春の季語になっています。

 

祖父のいう一つの願いとは、皆の健康、長寿、安全、いや先に逝った人の鎮魂もあったかもしれません。一つじゃないや、欲が深く、まだまだ、悟れないので、長生きしたいと思います。

 

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