91なんまいだ?
「一枚だ、二枚だ、三枚だ〜」
そう歌いながらお堂の掃除して、お寺の関係者に怒られたやえさんを思い出します。1986年(昭和61年)、第36作連続テレビ小説「はね駒」の再放送もおわって久しいのですが、画面の中の樹木希林さんのコメディーなのかと思わせておいて、芯のあるシリアス演技は素晴らしかったです。
本日は、仏教用語の入った句を紹介します。
弥陀の目の届く参道石蕗咲けり
みだのめの
とどくさんどう
つはさけり
道春
(石蕗、冬の季語)
弥陀(みだ)は、阿弥陀の略です。
仏壇の御本尊は宗派によって違いますが
掛け軸タイプと仏像タイプあります。
お経の中で、南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)というのは、南無は、サンスクリット語からきており、帰依すると解釈されるそうです。
阿弥陀如来を心の拠り所にしますという意味らしいですよ。極楽浄土に連れて行ってくださる有難い仏様です。もし、地獄に落ちたとしても、お地蔵様が、助けてくださるそうです。
冬の日に、阿弥陀如来を祀ったお寺の参道を足元を見ながら、ゆっくり足を運ぶ祖父を想像しました。