自分史を書いて運命振り返り

川柳が趣味だったおじいちゃんの句集を読み、祖父の歴史をたどるブログです。

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41山寺の手押しポンプや梅白し 道春

41山寺の手押しポンプや梅白し

やまでらの

ておしぽんぷや

うめしろし

道春

 

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42梅に来し小鳥のこぼす花三片

うめにきし

ことりのこぼす

はなさんぺん 

節子 

初期の作品集から祖父母の作品を並べてみました。春めく風景を切りとり、愛おしんでいるようです。花びらが落ちても絵になります。

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山桜にきたメジロです^_^

 

父が先週撮影しました。

 

手押しポンプの技術が日本に来たのは江戸時代とも、一般的に使われ始めたのは大正時代とも書かれていました。

 

紀元前3世紀、エジプトのアレキサンドリアに住む床屋さんが発明したのがはじまりだそうです。

 

アレキサンドリアといえば、地球1周の数値、月の大きさ、月と地球までの距離を計算した人がいたと読んだことがありましたが、発明家が多く出たんですね。

 

 

 

43道祖神拝みゆく子や梅日和

どうそじん

おがみゆくこや

うめびより

道春

梅日和が春の季語です。

道祖神とは、読んで字の如く道の神様。

村に一つはあったそうです。

 

旅の安全を守る神、縁結び、子授け、安産の神など、年月を重ねるうちにご利益も増えていき、道のさかいに神様が宿る、結界をはるという考えからきているようです。

 

小正月の火祭りでは、書初めを燃やすと、字が上手くなる、とんどの火で焼いた餅を食べると風邪をひかない等、地域により違いもありますが、ここでも子供の成長を道祖神に願っています。

 

祖父の句には

子供たちの成長を見守るまなざしを感じました。

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鯉のぼりと道祖神。また、この季節も良いです。写真ac神戸人さんから頂きました。