自分史を書いて運命振り返り

川柳が趣味だったおじいちゃんの句集を読み、祖父の歴史をたどるブログです。

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⑱自分史を書いて運命振り返り

昨年の7月7日は本当に大変な1日でした。よりによって七夕の日、1年の月日の流れど、あの1日だけは、記憶に新しいです。

 

反対に雨が降らないという時に作った句を紹介します。

旱魃(かんばつ)の祭り寂しく終へしとう

里の便りを繰り返し読む

~母の鉛筆の字は丁寧に書いてあった

 

一滴の水の尊さ知る日照り

 

断水の記事有難い水どころ

河野草花(道春)

日照りによって作物が育たず、祭りをしたけれど甲斐がないと、愛媛で農業を営む母からの手紙を何度も読んで、故郷を心配した日があったようです。私も断水や計画停電など異常時は、日頃の生活がいかに有難いか身にしみます。

 

このくらいがいい頃合い。

お地蔵が一風呂あびるにわか雨

道春

 

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刈りかけの夏草匂う地蔵道

河野節子

 

夫婦それぞれ作ったお地蔵様の句を並べて見ました。お地蔵様、どうか雨がほどほどふりますように。