㉗自分史を書いて運命振り返り
愛されてハイビスカスの咲きつづく
道春
じりじりと太陽に照らされる中、ハイビスカスが凛と咲く姿が思い浮かびます。夏バテ気味のあなたに、夏は短い、楽しんでといっているようです。
気紛れな虫が食事の灯にあばれ
道春
キャンプ場の電灯の下や、網戸に寄ってくる虫のバラエティーに、度肝を抜かれたことはありませんか。飛んで火に入る夏の虫というのとはまた違って、虫にも感情があるように詠んでいます。
この先の面倒頼む僧若し
道春
祖父の初盆を迎えるため、今から準備をしている両親です。去年の夏、祖父がお坊さんより頭が高いのを気にして、座椅子から降りようとしていたのを思い出します。祖母は、祖父から言葉が出てこない時、一生懸命通訳していました。