①2冊目 道春俳句集 平成16年2月
句集「峡の朝」の春夏秋冬もほぼ紹介し終え、
このブログもおしまいと思っていたところ
祖父が再び自費出版を構想していたのではないか
と思われる大学ノートを発見しました。
なので、まだブログやめません。
ノートには
吟行句(旅先で詠んだ句)と、
祖父が良いと思う赤いまるのついた50句
全部で218句が載っています。前回の句集と重複している俳句もあります。
1月も半ばすぎ、時が流れていきますが、ちょっと待ったと冬の句を紹介したいと思います。
逢えばまたときめく話し春隣
あえばまた
ときめくはなし
はるとなり
道春
春隣は、冬の季語です。
日中はいくらか寒さが和らぎ、
次第に春が近づいている、春がとなりにあると感じる季語です。
ちなみに夏隣は、晩春の季語で
ちょっとややこしいですね。
祖父の俳句には
人との出会いに春を感じるという
みずみずしい感覚をおぼえました。