㊺自分史を書いて運命振り返り
今日は、こわいお話です。夜中に読んではいけません。
伝説は悲恋蛇となる道成寺(どうじょうじ)
道成寺というお寺が実際に和歌山にあります。
安珍、清姫伝説(あんちん、きよひめでんせつ)という男と女の話が、今も受け継がれています。
安珍という男が熊野詣での途中、清姫の家に一泊させてくれと頼んだのがはじまりでした。イケメンの安珍に一目惚れをした清姫は、熊野詣での帰りに寄るという言葉でかわされて、約束の日が過ぎても、現れない安珍を追いかけて、蛇になり、お寺の鐘に隠れた安珍を、鐘もろとも焼いてしまって、自分も亡くなった
という悲恋を、祖父は一句で表しています。
怖いお話でした。歌舞伎や人形浄瑠璃など、様々な形で、今に伝わります。祖父は東京で、この演目を見たようです。
次に、
観光は皇居と共に写る幸
河野草花(道春)
とつづきます。