㊺自分史を書いて運命振り返り
今回は、お月さんの句を紹介します。
明月(めいげつ)を待つ庭先に猫も出て
脱穀機月を仰いで踏んだ日も
~牛と働いた父母を想う~
河野草花(道春)
月は、秋の季語です。
一句目は、祖父が縁側で涼をとり、月見をゆっくりしている風景が目に浮かびました。
二句目は、それとは対照的。秋の収穫の時期は忙しかったのでしょう。祖父が思い出すのは、勤勉な両親の背中だったのだろうと思います。
お月見をする中秋の名月と言われる日は、今年は9月13日だそうです。毎年、変わる。これは、説明し難い。何度読んでも、理解出来ず。
月って、奥が深いです……
お供えするススキは、お米の豊作を祈る意味もあるとか。
新米がとれる時期。無事をいのります。