自分史を書いて運命振り返り

川柳が趣味だったおじいちゃんの句集を読み、祖父の歴史をたどるブログです。

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メニュー ★b川柳の紹介と俳句季語別一覧

104山に関する季語

山を擬人化して、春は、笑っているよう

 

夏は、滴る。

 

秋は、木々が紅葉する様から山粧う(よそおう)

 

冬は、その静けさから山眠る。

 

と言った季語があります。

 

中国が宋の時代の宮廷画家、郭煕(かっき)の言葉がこの季語の原点だそうです。

 

墨の濃淡で、山や水を描く。

 

光で靄(もや)が薄れ、晴れる様を捉えた早春図は、永遠に動いていると評価している人も。

 

ここで、一句

葺き替えの瓦眩しく山笑う

ふきかえの

かわらまぶしく

やまわらう

節子

 

父祖の田の脈々として山眠る

ふそのたの

みゃくみゃくとして

やまねむる

道春

 

春山、冬山、二人の俳句を並べました。

 

以前、父親に関する句が少ないと言ったのは、間違いでした。祖父の心の中の風景が、俳句となり残っていきますように。

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