境内の倭船にあそぶ木の芽風(三春)道春
境内の倭船にあそぶ木の芽風
けいだいの
わせんにあそぶ
このめかぜ
道春
木の芽風が三春の季語です。
七福神の乗った舟が穏やかな春の香りを運んでくるようなよい風景を思い浮かべました。
また、タケノコに、山椒の芽を和えたものなど、春の香りがする料理を食べたくなります。
先日筍を収穫する様子を紹介したので、
竹に関する写真を並べます。
竹を切り出し、そうめんを流したり
いかだや
水鉄砲をつくりました。作ったのは父です。
しめっぽい話をさせてください。
父と母は、2012年に亡くなった妹のことを思い出し悲しみに暮れる日もありました。
たまたまサイクリングで訪れた地が気に入り、ここに住みたいという母の為に、父は空き家を見つけてくれました。
古民家で過ごすはじめての夏
父は、「林間学校みたいだろう?」
と水鉄砲を作り、まご相手に本気で遊んでくれました。
「久しぶりにおとうさんの笑顔を見た。」
と母も喜びました。
今は、妹と過ごした時間があったことを穏やかに思い出して、私も泣きます。結局泣くんかい。
今年は、東日本大震災から10年。
被災された方が、「やっとここまできました。」と、10年の歳月を乗り越えられているのに、勇気をもらいました。
ここまでお読み頂きありがとうございます。