自分史を書いて運命振り返り

川柳が趣味だったおじいちゃんの句集を読み、祖父の歴史をたどるブログです。

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メニュー ★b川柳の紹介と俳句季語別一覧

88あきからふゆへ

寒暖差が大きい季節ですね。

美しい秋の風景を題材にした俳句を紹介します。

鶺鴒の走る湖面の暮れゆける

せきれいの

はしるこめんの

くれゆける

道春

 

島根県津和野にて

(鶺鴒、秋の季語)

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この鶺鴒は、ハクセキレイという種類で目の下が白いのが特徴。たぶん、近所にいます。

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こちらはキセキレイ

お腹が黄色いのが特徴。

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この子は、セグロセキレイ。日本固有種で、水辺に住む尾の長い小鳥です。

 

何の話でしたっけ。

セキレイ可愛い♡

 

枯萩に立てば遥かに海のあり

かれはぎに

たてばはるかに

うみのあり

道春

 

萩ははぎでも、かれはぎになると、冬の季語でした。

水辺の動植物に、季節を感じます。

 

 

 

87「万葉の花」萩

このブログ、暗いですかね。

率直な意見を言ってくれる人がおります。

萩咲いて十三仏の黒衣 節子 

 

はぎさいて

じゅうさんぶつの

ふじごろも

(萩、秋の季語)

 

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ここで

十三の仏様とは、

 

初七日から、三十三回忌まで司る仏様たちのことで、法要の際、描かれた掛け軸を飾る風習があるそうです。

 

祖父母の俳句は、どうも死を意識したものが多い、まるで万葉集の挽歌(ばんか)のように。挽は、柩(ひつぎ)を引くという意味です。

 

人の生死に触れて、人生をどう終わりたいか逆算しながら生活していたのかもしれません。美しい萩が仏様の服に見えたという、沢山の人を見送った祖母らしい句だと思いました。。

 

 

話は変わりますが、万葉集の植物にフォーカスした番組「万葉の花」をご覧になったことはありますか。

 

最近取り上げられていたのは、萩(はぎ)でした。

 

NHKサイトより引用しますと、

 

万葉集に142首詠まれているハギ。ウメを抜く万葉第一の花。

とあります。

放送は、日曜の8:55 です。
新シリーズ< 万葉の花 >は以下の日程で放送予定です。

・2020年 10月11日「ナデシコ
・2020年 12月13日「ツバキ」
けっこう飛び飛びですが、良かったらご覧になって下さい。

 

これまでには、サクラ、フジ、カキツバタ、ユリ、キキョウ が放送されました。これも見たかった。

科学的な視点から、文学を詠む試みは、とても新鮮でした。

 

86お題を書きます

今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」

 

連休はいかがお過ごしでしたか。敬老の日にちなんだ句を紹介します。

 

老人を子供に返す敬老日 道春

ろうじんを

こどもにかえす

けいろうび

道春

 

この句を詠んだ当時は、子育てが一区切りついて、寂しく感じることもあったかもしれませんが、こうして読み返すと、祖父にも子供の時代があったんだなぁと親近感を覚えました。

 

 

傾いた門が旗日を忘れない 道春

かたむいた

もんがはたびを

わすれない

 

旗日(はたび)とは、国が定めた祝日のことです。国旗を掲げてお祝いしたそうです。

 

住みつけば何時か怖さもとれた河豚 道春

すみつけば

いつかこわさも

とれたふぐ

 

愛媛県から移住して、孫、ひ孫も生まれました。

 

話はかわりますが、4連休、祖父母宅に行きました。文机の小箱の中には大事にとられたメモ帳が何冊もありました。一応もって帰りましたが、漢字が難解で読めないかもしれません。

 

それから、実家に、皆で集まり、施設にいる祖母とテレビ電話をしました。みんな元気そうじゃねと、微笑んでいる祖母に逢えました。

 

実家で稲刈りもしました。

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85

個人タクシーが故人タクシーだった出落ちのコントを見ました。性別を越えて男にも女にも、時に聖職者にも、時に何も知らない弟に、はったりしか言わない兄にもなる。笑いには、言葉には表れない深い意味や表現がありました。

 

今回は、関係ないけれど、お坊さんと神父さんの句を紹介します。

寂聴の一念の袈裟丸く着る

じゃくちょうの

いちねんのけさ

まるくきる

道春

 

神父さんの曲がった鼻にある慈愛 

しんぷさんの

まがったはなに

あるじあい

道春

 

瀬戸内寂聴さんは、2020年現在、98歳の尼さんです。肩が丸くなっても、勢力的に活動されています。

一念の袈裟とは、祖父の寂聴さんへの敬意を感じます。

 

ここまでお読み頂きありがとうございました。

 

 

 

 

84連休まであと5日

あと何日がんばったら、休みだという見通しがつくと、心が軽くなるような気がします。

月曜日は、荷物が多くて、忘れ物をするんじゃないかと、私は内心ヒヤヒヤ。

 

息子たちも、玄関と居間を何往復かして、下校時間や、給食の献立プリントをチェックして、登校する姿に葛藤を感じます。

給食を作ってくださる方ありがとうございます。

 

週末、主人の実家にお世話になりました。

お腹一杯になって帰りました。

「持って帰れ、持って帰れ。」

「いいんですか。」

 

 

お土産を家中探して下さる姿に恐縮しながら、口とは反対に、手はもう受けとっています。。

 

駆け足で去る少年期青年期ですが、お酒を一緒に飲めるようになるのが、楽しみでもあります。

アリバイが思わずばれた孫の口

道春

食い意地がはっているのは誰に似たのか。

私か。

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83思い出ぽろぽろ

何処かにたいせつな忘れ物をしたようで ひっそりと秋

という歌詞を合唱団に所属していた小学生の頃にうたいました。

忘れ物をするなんておっちょこちょいだな、私以外にもいるもんだ なんて考えながら歌っていましたが、今ならそのさみしさの意味がわかるかも。

本格的な秋になる前に、

春から夏の句を紹介したいと思います。

流人墓尋ねし磯の桜貝

美しく貝運命の砂を吐き 道春

桜貝は春の季語です。 桜貝は食用ではありませんが一番おいしい、旬の時期が季語の時期になるんですね。 祖父の俳句にはもっと深い意味があるのかもしれません。 ものを言わない貝になりたいといった使い方もします。

朝蝉や町に残れる農具鍛冶 道春

蝉は夏の季語。 鍛冶やさんは朝から働いていたのでしょう。 地域独特のホームセンターもなくなりつつあります。

煎餅の手焼き老舗を守る汗 節子

汗が夏の季語。 この他、玉の汗、汗ばむ、汗みどろ(吹き出る汗にまみれること)等あります。 煎餅屋さんの労をねぎらう祖母の姿が思い浮かびました。

82散歩

朝晩は、秋の風ですね。

散歩をするのに良い季節になりました。

 

歩きたい足とも知らず善意のせ 

あるきたい

あしともしらず

ぜんいのせ

道春

 

歩数を稼ぐとポイントが貰える!(ゲームの)

 

そんな、楽しみながらダイエットできるドラゴンクエストウォークという歩数計連動のアプリをダウンロードしました。

 

2019年9月12日リリースで、今月の1周年を前に期間限定のクエストも用意され盛り上がっています。

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しずく型の青いやつとか、出てくるモンスターや、効果音は、元祖のゲームと同じらしく、懐かしい方も多いそうですが、初見の私や息子も楽しんでいます。

 

私は立ち止まることが多くて、痩せてないですね。

あと、ギガを使ってしまいます。

 

節約する裏技は、ウォークモードにするとか、Wi-Fiのある環境で一括ダウンロードをするそうです。

 

ゲーム好きな妹が生きていたら、ハマっていたかも知れない。

9月は妹の誕生日があります。命日よりも、誕生日を祝いたい、そんな気持ちになっています。