自分史を書いて運命振り返り

川柳が趣味だったおじいちゃんの句集を読み、祖父の歴史をたどるブログです。

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⑫自分史を書いて運命振り返り

祖父は、妻を病気で亡くしたあと再婚します。私は、成人するまで、その事を聞かされていませんでした。ブログを綴ると、祖母二人がいて、今の自分がある事を再認識しています。

 

2人目の祖母は、とても料理が上手で、生協で、一週間の献立を考え、何を注文したのか、書き留め、足りない分は祖父がバイクで買い物をしていました。

 

相乗りを信じる妻のヘルメット

 

河野草花(道春)

 

祖母が繰り返し、話していたことがあります。ある日の夜、園芸用の石灰が、水に濡れ、倉庫から煙が出る騒ぎがありました。知らずに寝ていた祖母の夢枕に、亡くなった両親や、兄が立ち、心配そうな表情で祖母を見るので、不思議と起きて気付き、事なきを得たそうです。

 

大騒動させた炎もボヤで済み

 

河野草花(道春)

 

「御先祖さんは見てるよ。見守っちょるんよ。」と言っていました。

 

そんな祖母は、祖父と同じ趣味を持ちたいと、意欲的に俳句の勉強会に行っていました。

 

虫の灯を夫と頒ちて晩学す

 

父の香も母の香も遠くなりけり遠蛍

 

河野節子

 

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虫が好きなのでしょうか。様々な人を見送ってきた祖母です。

近所の人から、「夫婦の見本です。」と言われるほど、仲の良い二人でした。