54自分史を書いて運命振り返り
露に関する句を紹介します。
露(つゆ)踏んで今朝も同行二人かな
河野節子
露は秋の季語です。
二人とは、祖父母のことで、朝夫婦で散歩をして見た景色は、
登校の霧渡りゆく歩道橋
河野節子
だったようです。霧も秋の季語です。
どちらも、静寂とした、貴重な時間をきりとった句だと感じました。
俳句の季語は、歳時記で調べられます。日本の風土、自然の豊かさを感じられ、さし絵など、鑑賞的な楽しみ方もあるそうで、私も一冊欲しいです。
俳句は、季語が入り、五七五のリズムを楽しむもの。私が、口語体で訳しては、価値が半減しそうですね。
五七五のどこに、切れ字(や、かな、けりなど)を入れるか、また、季語は、5000以上収容された歳時記もあるそうで、どの季語を選択するか。
色々悩みそうです。
祖父が吟行(銀行では無い)旅行中にぱっと俳句を作って人前で発表するのは緊張しそうですが、楽しかったんだろうねと母と話しました。