89松尾芭蕉の旅その2
私は、NHKの回し者ではありませんが最初に告知です。
松尾芭蕉さんの「おくの細道」への道という番組が放送されます。全行程、600里(約2600キロ)を150日間。
[BSプレミアム]
2020年10月7日(水) 午前8:00~午前9:00(60分)
俳諧を一流の文学に高めた“俳聖”松尾芭蕉。だが、実際の芭蕉は江戸で水道工事の請負人をつとめ、さまざまな職業や身分の人々と幅広く交流した俗人でもあった。そんな芭蕉の代表作が『奥の細道』。東北へと旅立った元禄2年は幕府と仙台藩が鋭く対立していた時期。歌枕を巡る他に何か目的があったのか?そして旅を通して芭蕉が到達した新しい俳諧の境地とは?“俳聖”以前の芭蕉に光をあてながら、謎に満ちた名作を徹底解剖!
番組ホームページより引用しました。
ここで、俳諧(はいかい)という言葉。 こっけい、おかしみ、たわむれという意味合いをもちます。
俳諧連歌(はいかいれんが)ともいい、最初の人が五・七・五でよんだ句に、次の人が七・七の句をつなげ、その次の人が五・七・五とつなげて作っていく連歌を、より庶民的にアレンジしたもの。
連歌は、古くからあり万葉集8巻の尼と大伴家持の歌が文献上はじめて出るそうです。
俳句と川柳のなりたち
連歌の最初の五・七・五を発句(ほっく)といい、最初の挨拶の句とも、お題とも言える部分には、季語を入れることが多く、約束事になりました。
この発句だけが独立して出来たものが、のちに、俳句と言われるそうで、起源は松尾芭蕉さんにつながります。
この俳諧を学ぶところで、先生が、五・七・五・七・七の「七・七」だけ作って、生徒が「五・七・五」を作る練習から、川柳が発展しました。名前の由来は、柄井川柳(からいせんりゅう)という句の選者が有名だったところから来ているそうです。
ここまで、お付き合いくださりありがとうございました。
今回も、学研教育出版発行の絵で見てわかるはじめての古典⑩おくのほそ道・俳句・川柳を参考にしました。