自分史を書いて運命振り返り

川柳が趣味だったおじいちゃんの句集を読み、祖父の歴史をたどるブログです。

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121民芸品

立冬の11月7日もすぎ、暦の上では、冬になりますが、ちょっと待ったと秋の句を紹介します。

 

赤とんぼ民芸村は杉の底

あかとんぼ

みんげいむらは

すぎのそこ

道春

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              写真ac 一点さんより

 

赤とんぼは、秋の季語です。

杉の木樽を見たことで、

酒屋での奉公時代を思い出したという

祖父の歴史とともに、

樽とともにあった生活を感じました。

 

ここで、樽の製造過程を調べると、

樽の底に板をはめるための作業がとても大変なんだとか。

 

まず、丸太を調達する。

特に吉野の杉というのがよいそうです。

 

節がないものが後の作業をしやすくするそうですよ。

何をめざしているの?というつっこみはなしでお願いします。

 

みかん割という熟練の技で、板をつくりだします。

 

だいたい20枚くらいで1つの樽の側面ができるそうです。

 

要所で、樽の底にむかって細くなった板(輻・や)もいれていました。

 

樽の内径、外径を蓋や底と照らし合わせてつくるそうです。

外周は竹で編んだ箍(たが)をはめます。

 

箍をしめる作業のみ機械でしているそうです。

なぜならとても音が出て、

昔の職人さんは40代には耳が聞こえなくなったそうです。

樽側面の内側を

かんながけして、なめらかにします。

でないと水が漏れるから。

 

底は、箍を締めることを計算にいれて楕円形でつくるそうです。

 木工用ボンドを使わないように、竹で釘をつくり継いでいました。

 底を入れるまでが大変な作業です。

 

たるや竹十さんのブログをよませていただいて

とても眠れなくなるほど感動しました。

2019年の更新で終わられていますが、今もお元気だと思っています。

 

樽の材料の板を、人の背丈以上に積み上げて乾燥させる写真には、

これが祖父がみた風景なんだと、

ノスタルジーを感じましたが、現在も受け継がれているんですね。

 

日本の産業構造が激変したことなど、

祖父は、本当は、色々言いたいことが沢山あったんだと思います。

 

お時間がありましたら、最初のほうを読んでください。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

ohid.hatenablog.com

 

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