29、啓蟄やときめき少し投函す(仲春)道春
29啓蟄やときめき少し投函す
けいちつや
ときめきすこし
とうかんす
道春
啓蟄は、1年を24分割した暦の三番目の節目、期間です。
1立春(りっしゅん)は春の気配が立つころという意。
2月4日ごろから2月17日です。
2雨水(うすい)雪が融け、空から雨が降るころで、
2月18日ごろから3月5日です。
3啓蟄(けいちつ)は、冬眠していた虫たちが土から出てくるころで
3月6日ごろから3月19日です。
むかしの暦だからというより、日本より季節が早い 風土の中国で生まれたものなので、1ヶ月くらい気が早いんです。紛らわしくてすみません。
一足飛びで24等分したわけではなく、日時計を使い、夏至と冬至の観測により2分割からはじまって、その中間を秋分、春分とした4分割、天球上の太陽の動き一周を一年としました。天球についてはまた、後日調べさせてください。
祖父のときめきとは何でしょう。
懸賞などではなく
やはり新聞などへの投句ではないかと思います。
「冬は家に籠りがちだったけれども
ポストまで、這い出てきたよ!」と。
掲載されることへの期待は少し
としたのは、遠慮深い祖父らしいです。
ここで吟じます。
つつしんで蟹に書いても返事来ず
よしえ
啓蟄をなかなか入力できず、
拝啓 カニで検索し、この句がうまれました。
でなおしてきます。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
節気が季語になっていることをとりあげた記事です。
お時間がありましたらのぞいてください。