近道の札所につづく杉の花 (初春)節子
近道の札所につづく杉の花
ちかみちの
ふだしょにつづく
すぎのはな
節子
杉の花、これも春の季語なんですね。
上の写真は、スギのなかまメタセコイヤの木なんだそうです。巨木にパワーをもらいたいところ。
上の句には、ある春の日、たとえ急でもいい、近い方がいいと、参道をてくてくのぼる若き日の祖母を想像しました。
昭和60年代の句です。
令和3年うちのおばあちゃん、おかげさまで96歳を迎えられました。
電話をかけると、妹の名前ばかり言うので、違う違うと大きな声で言ったところ、今度は母と間違えられました。いいんだ。
1日1日、施設の方に支えられてこの日を迎えられました。ありがとうございます。歳女、牛の歩みで、ゆっくり歩いていってほしいです。
ちなみに札所とは、お寺を指し、参拝者の名前を書いた札を寺に納めていたからなんだとか。ここまでお読み頂きありがとうございます♪西日本はスギ花粉ピークが来ているかもしれませんね。早く落ち着くことを願っています。