自分史を書いて運命振り返り

川柳が趣味だったおじいちゃんの句集を読み、祖父の歴史をたどるブログです。

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メニュー ★b川柳の紹介と俳句季語別一覧

川柳

㊹自分史を書いて運命振り返り

私はNHKの回し者では無いのですが、『なつぞら 』をみています。NHK連続テレビ小説記念すべき100作目。こちらは、9月28日までの放送で、もう終盤ですね。 戦後の女性アニメーターの成長を見ていくストーリーで、タイガーマスクそっくりのお話を作ったりしま…

㊸親子対決パート2

前回に引き続きよろしくお願いします。 お題、目移り 香水の匂いが残る赤電話 スマートな足こつこつとハイヒール 河野草花(道春) メロドラマ浮気誘いつ戒めつ 父 お題、環境 ロボットも責めを感じる排気ガス 道春 行く先で空き缶が待つ行楽地 父 お題、家 花…

㊷自分史を書いて運命振り返り

皆さん、NHK大河ドラマ『いだてん 』はご覧になったことありますか? 1964年東京オリンピックを扱う近代史のドラマで、ご覧になっていない方も、まだ間に合います。 初回は1月放送なのですが、今日、34話は1936年の二二六事件ですから。オリンピックはまだ始…

㊶自分史を書いて運命振り返り

ご訪問いただき、ありがとうございます。鏡を見ると、思いがけず、親に似ている自分の姿がありました。歳をとるのは、怖いけれども、忍耐や、知識が身につけられたら良いなぁと思います。 祖父のDNAを受け継いでいるのが嬉しいです。だって、認知症にかかっ…

㊵親子対決

おじいちゃんと、父とで、同じテーマの俳句を見つけました。私が勝手にお題を後付けし、親子対決しています。もし、よろしかったらコメントで父か祖父に1票いれて下さい。 題、茶碗 午前様伏さった茶碗だけが待つ 父 今はまた余生二人となる茶碗 河野草花(道…

㊳自分史を書いて運命振り返り

私は、実は祖父のお葬式に参列していません。ほんとうに心残りです。祖母は通夜の日、ほとんど休まず祖父の布団の傍にいたそうです。 お葬式から数日後、私は男の子を出産しました。 小さき魂生まれゆく歯を食いしばり 河野草花(道春) 前駆陣痛でフライング…

㊱自分史を書いて運命振り返り

夏休みも残り僅か、2週間を切りました。 悩みの種だった宿題は、ほとんど登校日に出し、安堵しております。また、新しい宿題がやってきたんですがね! お化粧の匂いぷんぷん参観日 学校へ持たすマークの箱を選り ~教育助成参加のマークが買われた 河野草花(…

㉟自分史を書いて運命振り返り

ごくらくにきっといけそうお人好し 流れ出る汗へ喪服でかしこまり 河野草花(道春) 祖父の初盆を終えました。 祖母を囲んで、ワイワイガヤガヤ、近所の方にも来て頂き、大切な人を近くに感じるお盆になりました。台風の接近で帰省が困難な方も多数いらっしゃ…

㉖自分史を書いて運命振り返り

故郷に帰りたいが、中々難しいことを詠んだ句を紹介します。 心だけ送って里も盆になる 里の無事詰めて届いたみかん箱 河野草花(道春) 移動はたいへん。 小休止バスも一服する峠 しかし、その後には、 気兼ねなくくつろぐ里のうまいお茶 が待っていたそうで…

㉔自分史を書いて運命振り返り

お題「貯金の方法」 貯金の方法知りたいです。今回は、一攫千金のギャンブルに関する川柳を紹介します。 パチンコで今日が始まる繁華街 レース場化けたお札が風に舞い 明治百年レースへ億の金がふり 河野草花(道春) 明治百年という節目に詠んだ日、今から半…

㉑自分史を書いて運命振り返り

お題「ひとりの時間の過ごし方」 眠ってしまうのが勿体ないと、変なテンションで夜な夜な反抗的にこのお題を書いています。一人の時間、ブログを書いています。 7月は祖父が生きていれば、数えて99歳でした。 お茶の間を飾る一輪誕生日 河野草花(道春) 一輪…

㉟自分史を書いて運命振り返り

祖父の初盆を終えました。 お寺のお坊さんのお経がいつも以上に重く、ありがたく感じました。大切な人のことを近くに感じるお盆を過ごせました。 ごくらくにきっといけそうお人好し 流れ出る汗へ喪服でかしこまり 河野草花(道春) かしこまってはいませんで、…

⑳自分史を書いて運命振り返り

お題「最近気になったニュース」 昨日辞めると書きつつ、キリのいい⑳まで! お茶の間の寸暇を税の豆知識 道春 昭和40年代に作った川柳。今に通じます。 10月からの、消費税増税まで、3ヶ月をきりました。テイクアウト・デリバリーは、8パーセントのままなの…

⑱自分史を書いて運命振り返り

昨年の7月7日は本当に大変な1日でした。よりによって七夕の日、1年の月日の流れど、あの1日だけは、記憶に新しいです。 反対に雨が降らないという時に作った句を紹介します。 旱魃(かんばつ)の祭り寂しく終へしとう 里の便りを繰り返し読む ~母の鉛筆の字は…

⑰自分史を書いて運命振り返り

お題「ブログをはじめたきっかけ」 趣味だった川柳を通して祖父の歴史をたどるブログです。お越し頂きありがとうございます。 きっかけは、母から「あんた、日記書くの昔から好きじゃ~、面白そうじゃけぇ、ブログ書いたら。」と言われ、素直に従いました。 …

⑯歌といえば酒

今週のお題「わたしの好きな歌」 祖父の家には、マイクが金色のカラオケセットがありました。歌わされる定番は、吉幾三さんの「雪國」です。 逢いたくて 恋しくて 泣きたくなる夜そばにいて 少しでも 話を聞いて追いかけて 追いかけて 追いかけて・・・雪國 …

⑮自分史を書いて運命振り返り

今週のお題「2019年上半期」 朝の連続テレビ小説の「おしん」をご覧になったことはありますか?私は上半期一番ハマってしまいました。毎朝これを見るのが楽しみです。 2019年4月1日からBSプレミアムで、再放送されています。全297話で、昨日83話まで放送され…

⑬自分史を書いて運命振り返り〜夏〜

夏休みが近づくと、そわそわと浮き足立つのは、こどもだけかもしれません。 夏休み過ぎて虫たちほっとする 父 私の父も川柳を作っています。勤めている社内報に川柳を投稿し、祖父は毎号喜んで読んでいました。 抱き上げた子供の笑顔天下無比 伸びた影引きず…

⑫自分史を書いて運命振り返り

祖父は、妻を病気で亡くしたあと再婚します。私は、成人するまで、その事を聞かされていませんでした。ブログを綴ると、祖母二人がいて、今の自分がある事を再認識しています。 2人目の祖母は、とても料理が上手で、生協で、一週間の献立を考え、何を注文し…

⑪自分史を書いて運命振り返り

祖父は、車に酔いやすく、旅行中は、磁気のついたリストバンドをつけ、胸ポケットに、鉛筆と紙を入れていました。何処に行って句を作ったのか、謎解きしながら、紹介します。 八文字踏んで平家も遠い過去 平家村見えて棚田の稲の花 隠れ里遠くカンナの海を置…

⑩自分史を書いて運命振り返り

念願の夢が叶った鯉のぼり 男の子三人の父になった喜びも束の間、家庭内に色々なことがおこり、悲しい出来事もありました。 点滴の生命静かに見守られ 子の墓に母校の鐘がよく聞こえ 鼻声を労る受話器そっと置き 彼岸来て行くお浄土も近くなり 残されて仏門…

⑨自分史を書いて運命振り返り〜ロマンス

好い人が現れそうでする散歩 ロマンスを秘めてマフラーも派手になり スマートな足こつこつとハイヒール 結ばれた一つの恋を守り抜き 河野草花(道春) 川柳をみると、祖母との出会い、結婚、そして子供が生まれることは、本当に、嬉しかったんだろうと思います…

⑧自分史を書いて運命振り返り~就職

読んで頂きありがとうございます。この人と出逢えたから今があると、思い出すことはありますか。 祖父にとって、田舎から出るきっかけを作った人、その名もゲンさん。すみません、名字なのか名前なのか、年齢は幾つなのか?、もっと真剣に聞いていれば良かっ…

⑥自分史を書いて運命振り返り

今回は雨にちなんで読んだ句を紹介します。 なめくじの御意にまかせる梅雨となり 紫陽花の覗く書斎となりにけり つぎつぎに埋め立てられて家の建ち 残されし田に蛙群れ鳴く 鬱陶しく感じる雨ですが、それすら題材とし、日々の生活を愛でるように句を作るには…

⑤自分史を書いて運命振り返り

祖父の川柳は、どこかほのぼのとして温かみがあり、孫に向ける眼差しに近いものがあります。 新校舎飾る明治の桜かな 先生は眠たい時をわらわせる 給食の匂い届けり罌粟(けし)の花 駈足(かけあし)で去る少年期青年期 河野草花(道春) 祖父のお墓は、小学校の…

④自分史を書いて運命振り返り

大正生まれの祖父は、戦争も経験しました。兵隊の試験日に健康を損ね、通信兵として働いたそうです。 平和、広島に対する思いを感じる句を紹介します。 向日葵に戻る青空原爆地 蝉時雨被爆も遠き日となりし 呼びかける平和あらたに原爆忌 河野草花(道春) 蝉…

③自分史を書いて運命振り返り

祖父は、令和の時代を見ることはありませんでしたが、平成に元号が変わるときに読んだ句があります。 平成のおみくじ白く松の花 焼土より世は平成となる栄 河野草花(道春) おみくじが白いとは、未来はいくらでも書き換え可能ということでしょうか。祖父も新…

②父と母

川柳が趣味だったおじいちゃんの句集を読み、祖父の歴史をたどるブログです。が、漢字が難しく、川柳の奥深さに舌をまいています。読めるところから! さて、前回は、祖父が田舎から出て就職する話でした。故郷の母親については、何度も出てきます。 会う度…

①農家の次男

川柳が趣味のおじいちゃんが亡くなったのは、去年の暮れでした。 入院するも持ち直し、退院する予定日の数日前に急変、帰らぬ人となり、手元の句集が形見になってしまいました。読み返すと、生前の祖父の人柄や生活が偲ばれ、温かい気持ちになります。 祖父…