自分史を書いて運命振り返り

川柳が趣味だったおじいちゃんの句集を読み、祖父の歴史をたどるブログです。

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メニュー ★b川柳の紹介と俳句季語別一覧

駅よりの道真っすぐに夏に入る

ゴールデンウィークがおわると、次は夏休みが視野に入ってくる方もいるのではないでしょうか。 5月5日から夏に入りました。 太陽の動きで一年を二十四に分けた暦、二四節気では、この日を立夏と呼び、夏の気配が立つという意味合いがあります。 更に、それを…

わがはいは金魚である

3年いっしょに暮らしているのに 名前はまだありません。 本日は、夏の風物詩、夏の季語にもなっていることにちなんで、うちの金魚を紹介させてください。 赤い和金 一番大きく、体調15センチありますが、一番臆病もので、水替えのあとは落ち込んでいます。エ…

感想その3 水原秋櫻子著「例解俳句作法辞典」

初出は1950年(昭和25年)の本書は、その時代の雰囲気そのままに1990年(平成2年)に再び出版されました。 著者は、お医者さんで、病(やまい)に関する俳句のつくり方をまとめられています。 これを読むと、病院と一口に言っても色々な種類のものがあったこ…

夏蝶や明治の貌(かたち)の円ポスト

夏蝶や明治の貌の円ポスト なつちょうや めいじのかたちの えんぽすと 道春 円柱状のポストを見たことはありますか? 現在の主流、街でよく見る回収袋の入るタイプの四角いポストは、1970年から製造されました。 それ以前に使われていた円柱状のポスト(丸ポ…

教えにも一命かけて虎の檻

教えにも一命かけて虎の檻 一票の権利を生かす投票紙 一服の煙がうまい労働着 道春 3つの句に共通することばは何でしょう? 1つ目の句にわたしは、祖父母とサーカスを見に行ったことを思い出しました。 トラが出てくる内容だったかは余り覚えていませんが、…

七十二侯 (春)

5日ごとの季節の移ろいを感じることができる暦、七十二侯(しちじゅうにこう)の十八番目、牡丹華(ぼたんはなさく)と呼ばれる期間に入りました。 4月30日から5月4日までの5日間です。 春さいごの期間ということで 今回は、春の暦について書きたいと思いま…

時計きょう時の記念日見直され

時計きょう時の記念日見直され とけいきょう ときのきねんび みなおされ 道春 この句は、6月10日の時の記念日を題材にした川柳です。 この記念日は、671年(天智10年)6月10日、日本ではじめて水時計により時を鐘で知らしたという日本書紀の故事に由来します…

茶どころの宿が聞かせる茶摘み唄

茶どころの宿が聞かせる茶摘み唄 ちゃどころの やどがきかせる ちゃつみうた 道春 茶摘みは、春の季語です。 「夏も近づく八十八や♪」と こちらのお父さんも歌ったりするのでしょうか。 この句に丁度よい写真はないか探しました。 モデルの女性も絵になりま…

一願の鐘ならび撞く彼岸寺 道春

一願の鐘ならび撞く彼岸寺 いちがんの かねならびつく ひがんてら 道春 彼岸寺は仲春の季語です。 しかし、秋彼岸と付くと、秋の季語です。 彼岸とは、2回あるんですね。 春分の日と、秋分の日を中心に前後3日、トータル7日間を彼岸というそうです。月でい…

箒目の沈丁匂ふ茶会かな 節子

箒目の沈丁匂ふ茶会かな ほうきめの じんちょうにおう ちゃかいかな 節子 沈丁花は春の季語です。 ほうき目のついた庭が見えて、沈丁花が香るステキな席だったようです。 もう一つ。 春告げる匂いしずかに沈丁花 はるつげる においしずかに じんちょうげ 道春…

追悼 橋田壽賀子さん

橋田壽賀子さんを追悼して おしん総集編が放送されるそうです。 25日に総合テレビで、放送時間は午後1時50分から6時までの 4時間40分だそうです。 総集編は、おしんの成長にあわせて進んでいくそうですが 全297回の本編では、冒頭 「ここから私の人…

永雨やひと日暮れゆく桜桃忌 節子

永雨やひと日暮れゆく桜桃忌 ながあめや ひとひくれゆく おうとうき 節子 桜桃忌とは太宰治の忌日。夏の季語です。 さくらんぼが登場する小説から名前をとったようです。 ohid.hatenablog.com

山神の棲む参道の柿若葉

山神の棲む参道の柿若葉 やまがみの すむさんどうの かきわかば 若葉の美しさは、参道を通る祖父の目を引いたようです。黄緑色をした新しい葉っぱに、神々しいものを感じたのかもしれません。 わたしは、ちょっと衣をつけて、天ぷらにして塩で食べたら美味そ…

感想その2 水原秋櫻子著「例解俳句作法辞典」 

しゅうおうしさんの本を紹介しております。 俳人でもあり、皇族に仕えるお医者さんでした。 その編集能力は、息子の春郎さんも認めるところだそうです。 そして初出は昭和25年の戦後間もない作品であり 現代にそぐわない題材の俳句もあるが 敢えて省かなか…

感想その1「例解俳句作法辞典」水原秋桜子著

水原秋桜子は、しゅうおうしと読むんですね。 1892年に生まれ、1981年7月17日に亡くなられた俳人です。 本名は水原豊(ゆたか)さん、男性でした。 この本は、著者の死後、1990年創拓社から出ています。 原本は戦後間もない昭和二十五年九月だと、著者の長男…

うぐいすや村の社の竹鳥居 道春

うぐいすや村の社の竹鳥居 うぐいすや むらのやしろの たけとりい 道春 ブログ閉じたくないですが、このままでもいけない気がしています。 コメントありがとうございました!

小倉智昭さんお疲れ様でした。

春休みは休むといいつつ、ちょくちょく書いています。 本日月曜日は、フジテレビ、朝の情報番組『とくダネ!』終了後、後続の『めざまし8』という番組がはじまりました。 谷原さん司会で、春風のように爽やかな番組でしたね。 小倉さんのアクのある司会は聞…

冬の句

療養の窓へ月置く冬木かな とり囲む冬木病舎を静めゆく 此々からは一の滝へと落葉ふむ 枯萩に立てば遥かに海のあり 修業堂よりの木魚や冬の雨 庭に来し鳥も寄り添ひ今朝の冬 絵師一と人冬の土塀に向かひをり 冬空へ吊る鉄骨や河工事 滝音のお堂を包む冬木立 …

あついなぁぼうしもっててよかったなぁ

僕はよしえの息子です。 その前書いたお兄ちゃんの弟です。 僕も川柳を発表します。 あついなぁぼうしもっててよかったなぁ。 ケータイから入力しました。 少し手伝いましたが息子の書いた96文字です。 上の句は、熱中症予防の意識を高めるため、帽子という…

春雪(三春)

新婚の旅の写真の一枚は春雪白き阿蘇を背にして 〜妹 旅先より写真を送ってくる 道春 五七五七七なので、短歌です。 俳句は、江戸時代に生きた松尾芭蕉が生みの親だと言われていますが、短歌は古くから読まれていたようで、古い歌をもとにして作られた句を本…

風光る七盛塚に巫女の笛(三春)道春

祖父の平家に関する句を集めました。 風光る七盛塚に巫女の笛 かぜひかる ななもりつかに みこのふえ 道春 赤間神宮の境内奥に、七盛塚と呼ばれる墓所があります。平氏の盛がつく方七人が眠っているそうです。墓所にも明るい春の光や音が響いたようです。 源…

建立の歌碑の一首や豆の花(春)道春

建立の歌碑の一首や豆の花 こんりゅうの かひのいっしゅや まめのはな 道春 歌碑の一首に豆の花がうたわれていたというだけかもしれませんが、 歳月を越えてそこにある趣きを感じます。 何処かに今もあるのでしょう。 祖父に何処か聞きたくなります。意外と…

初蝶や武蔵運びし潮寄せ来(春)道春

初蝶や武蔵運びし潮寄せ来 はつちょうや むさしはこびし しおよせき 道春 武蔵国(むさしのくに)という地名は、現在の東京都、一部の埼玉、一部の神奈川を含む領域に相当するそうですが、潮が運ぶというのは合点いきません。もしかしたら、武蔵国から名前を…

息子が書いた日常

こんにちは、よしえの息子です。 お母さんにブログ書いてみてと言われて書いていますw 僕は、俳句のことを書くことができないのでいつもの日常を書きたいと思います。僕視点で書きます。 平日はまず朝、僕は学校めんどくさいなと思いながらも学校に行き、帰…

正解さがしからの卒業

今週のお題「〇〇からの卒業」 私の国語の自信は 読書感想文で賞をとった経験からです。 「河野、このままだったら佳作はとれる。でも、先生と一緒にもっと上を目指さないか?」と言われ、一生懸命書き直して、参加賞でした。 今となってはよい思い出ですが…

藤房の奥に覗ける石ほとけ 節子

藤房の奥に覗ける石ほとけ ふじふさの おくにのぞける いしぼとけ 節子 祖母は、おくの細道ではありませんが、物ごとの奥に何があるかを見ようとしている気がします。 ここからは祖母の日記です。 お父さんは近頃少々具合が進んだようだ。 くすりも2年間位…

境内の倭船にあそぶ木の芽風(三春)道春

境内の倭船にあそぶ木の芽風 けいだいの わせんにあそぶ このめかぜ 道春 木の芽風が三春の季語です。 七福神の乗った舟が穏やかな春の香りを運んでくるようなよい風景を思い浮かべました。 また、タケノコに、山椒の芽を和えたものなど、春の香りがする料理…

伐採の斧ゆきわたり山笑う(三春)道春

伐採の斧ゆきわたり山笑う ばっさいの おのゆきわたり やまわらう 道春 クワでタケノコをとる写真です。 ここまでお読み頂きありがとうございます♪

桃咲いて木立の奥に人住めり 節子

桃咲いて木立の奥に人住めり ももさいて こだちのおくに ひとすめり 節子 この俳句を読み、桃源郷という言葉が思い浮びました。 桃源郷とは、陶淵明(とう えんめい)の「桃花源記」が出どころで、魂の奥に存在する場所、探すとかえって見つからない境地を、…

写真ギャラリーその3

1番目と2番目の写真は2018年のもの。 3番目2011年 4番目2010年 段々と若くなっています。 1番上は、おじいちゃんと一緒に撮った最後の写真です。亡くなる3ヶ月、その時はお別れになるとは少しも思ってもいませんでした。 ここまでご覧頂きありがとうござ…